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[コキクザキイチゲ]
キクザキイチゲには違いないでしょうが・・・
身近な伊豆箱根エリアの所々で見つかるこの花は、
大きさ的に西丹沢や山梨・長野方面で出会ったタイプよりも何だか平均小さめで
キュートだな〜〜♪という印象(実感)を持っていました。
ただ、ちょっと調べたら基準産地を「箱根山」とする小型品種にこの呼び方があるという
記述を見てから、私もすかさず「コキクザキイチゲ」という
(3回連続で早口で云えないゾ!笑)名称を採用させてもらうことにしました。
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[シハイスミレ]
今のところそうかな?と思っているスミレです。
伊豆の山中ではよくフモトスミレとも一緒に咲いていることがあり、
花の大きさもフモトスミレ並みに平均小粒でとても可愛らしい紅紫色のスミレです。
葉は長卵形で小さくても花期の頃からしっかりとした硬質感があって斜め上へとのび上がる感じです。
そして何といっても特徴的なのが、葉裏が驚くほどの暗紫色をしていて
「これぞシハイ(紫背)スミレ!」って言いたくなるようなタイプなわけです(笑)
でも、そう簡単に事運ばないのがスミレの多様変異性らしく、側弁の基部がこの個体のように
有毛なケースは珍しいと図鑑記述にあって、また急に不安な気持ちに陥ってしまうのでした〜。
楽々安易に同定できる相手じゃないとは知りつつもつい希望的観測が先に出て(笑)・・
まあ今のところは、それも有りというちょっと珍しいタイプになっていてもらいましょう。
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[ユリワサビ]
それまで山梨や長野方面へ4月以降出向いた時に出会う花といったイメージのユリワサビが、
今春思わぬ近場(車でほんの10分くらいの所)にも3月中から群生して咲くことに気づいたのでした。
まだまだ有りそうだよね♪こんなこと・・・(笑)
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[フサザクラ(別名・タニグワ)]
その名に反してサクラでもクワの仲間でもなく、フサザクラ科という独自のポジションで
頑張っていることを知り、とにかく忘れっぽい脳ミソにも
どうにか印象づいた落陽小高木であります。
解禁間もない頃の渓流沿いで遠目に赤いマンサクでも咲いてるのかな〜?
なんてボンヤリ近づくと、花弁も萼も見当たらないようなところに何か雄しべらしきものが
真っ赤な葯を目立たせてワサワサ房状にたくさんブラ下がっているのでした。
そしてこの状態でまだ葉が全く出ていないために強烈なインパクトを受けるのでした〜。
「フサザクラ」とは、やはり遠目に眺めた第一印象で付けられたのでしょう!
真近でも見惚れる事の多いあのバラ科のサクラたちとは違うけど、他に類のないような
不思議な赤さの魅力を遠目で楽しむ早春の渓のアクセントとしての
ポジションがふさわしいのだと思いました。
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[コクサギ]
うちの近辺の山地に見る木の花でガマズミやカマツカなどより
早い春先にめっぽう多いのがキブシとクロモジとコクサギあたりの花でしょうか。
その中でも特に小さくて一見地味なこのコクサギ(ミカン科)の花は観賞に値しない?
とハイカー達もたいてい素通りです(笑)でもよく見れば、2枚づつ交互に付く葉の
生え方もちょっとヘンだし、熟すと2つに裂けて内果皮の反転で種子を
はじき飛ばす(まだ瞬間見てないけど・・)仕組みも面白いし
私ももっと注目してみようかなと思う落葉低木です。
今回はとりあえず雌雄異株なので雄花(総状)と雌花(単性)の各々と
前年の実の殻の様子を撮ってみました。
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