2005この春・・気になった花たち 
[コクサギ] 雄花枝です。
2005この春・・気になった花たち
[コクサギ] 実の殻です。
2005この春・・気になった花たち 
[イヌガシ]

身近でよく通る山道沿いの林緑なのに今年になって初めて気づいたヤブニッケイともシロダモとも違う
常緑樹(クスノキ科)の花姿でした。しかもこんな赤い花が多量に付くのに
今まで何で目に入らなかったのかが謎です(笑)
毎春は咲かない木って事はないよね〜(笑)こんな風に見ているようで見ていなかった事が
身近フィールドでもまだまだ幾つもあるのでしょう。好きなタイプじゃないと意識の枠に入らないという事も
大いにあるわけですが、逆に知る事によって新たな興味が湧いてくるケースもあるので
身近な自然とはいえどこまでも侮るわけにはいかないな〜という思いが改めて強まりました。
2004晩秋のセレクション
[チョウジギク] 丁字菊

日本海側の山地でないと分布しないオオシラヒゲソウなどを一応意識して出向いた今秋の戸隠山で、
思わぬスペシャルゲスト的登場ぶりに驚かされたのがこのチョウジギクでした。
見た瞬間、初めてプラス全くこの花の事を知らずにいたので
「何だコリャ!この花ってコレでいいの??」って感じでした(笑)
なんといっても、真っ白い綿毛が密生する花柄が他の部分に対して
まるで別物のような質感で付く姿がひどく異様な気がしたからです。
まあ花自体にはキク科を直感しながらも「こんな花もあるんだな〜♪」と珍しがって連写した1枚です。
それであとから調べたら、やはりこの花も通常は本州の日本海側に寄った分布形態ということなので
今まで出会うチャンスが得られにくかった種類と分かったのですが、同時にまた1つ面白い事を知りました。
それは四国の「剣山」に限って自生する!という隔離分布の極みみたいな図鑑記述でした。
チョウジギクは風体も変わっているし、その分布もかなり不思議な花なのでした。
2004晩秋のセレクション 
[キチジョウソウ] 吉祥草

今年1月のこと、すぐ近くの低山林床で葉はちょっと似てるけどそれまでよく目にしていた
ヤブランやオオバジャノヒゲではありえない「赤い実」を付けている植物を見かけました。
どうやらこれに該当するのはキチジョウソウらしい!と図鑑で知って、花期となるこの秋を楽しみに
その正体を確かめに行ったのでした。
あまり光の通らない照葉樹主体の林床なのでヤブ蚊の猛襲を受ける暖かい時期には
寄り付かない場所ですが、この日(10月下旬)はハッキリした目的の花があるので
まだけっこう活動中の蚊に閉口しながらも勇んで突き進んでいきました(笑)
そしたら、例の場所でちゃ〜〜んと咲いてるキチジョウソウと対面を果たせたというわけです。
でも、この時撮影で静止せざるをえない両手先数ヶ所はやっぱり蚊に刺されてカユかった〜〜(泣)
2004晩秋のセレクション 
[ホタルブクロ] 蛍袋

どうも海辺で見る植物の花期は心なしか大らかである事が多いです。
特に良く訪れる伊豆エリアではハマアザミもハマオモトもハマダイコンなんかも最盛期らしき
ボリュームゾーンはあるにせよ何だか真冬でもチラホラ咲いてる節操のなさで(笑)
この11月になって咲いてるホタルブクロもそんな風ではあるんですが・・・
でも11月という月を一応晩秋ととらえるならば、この辺りで一般的早春イメージの水仙の咲き出す
12月にはまだ早く、あの喧騒の夏からはすでに遠くなった「誰もいない海」のイメージなんだよね〜
(あくまでもイメージです・笑)と気づいたら・・・まだまだ薄着でいられる地域とはいっても、
俄かにそこはかとない寂寥感に包まれて・・・
「海へと続く道端」に「しんみり単独咲くホタルブクロ」のシーンをそれなりに表現したいな〜♪
と思って写した1枚でした。

ピカリ☆の単純思考回路がバレバレかも〜(笑)


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