早春の野山で出会った花(2月編) 
オニシバリ

いつも巡る近隣の山側フィールドの1つで、この度初めて気づいた種類の木の花です。
高木の林床内に生えるのが身の上の1mにも満たない低木で、辺りには他にミヤマシキミなども
自生する環境に有りました。
花や葉の様子からすぐに庭木のジンチョウゲの仲間と察したのは後で調べても正解で、思いがけず
自生する古来野生種のシンプルな花姿に出逢えた喜びが沸いてきました。
同時に身近でもまだまだ見落としてるワイルドフラワーの存在が俄然気になり始めました。 
早春の野山で出会った花 (2月編)
オオイヌノフグリ

毎年、田畑のまわりがこの花でコバルト色のカーペットになっているのを見るとウキウキしてくる!
野では黄色やピンクに比べてまだ青い花が少ないシーズンということもあって、帰化種とはいえ
もう日本の原風景からは外せないメンバーなのだと思う。
そんな日も真近かなと感じながら、これは鴨の飛来する池のふちで寝そべって撮ってみた一枚です(笑) 
早春の野山で出会った花 (2月編)
クサボケ(の蕾)

近所の菫では最も早い開花のタチツボスミレが土手でチラホラ顔を出す頃、
このクサボケの朱色の蕾とは衝撃的な出逢い方をすることがある。
「あれはマヨネーズの赤いキャップかな?」なんてアホな事を考えて近寄れば、
もういつの間に育ってたんだ〜と思うぐらいしっかり鮮烈色なのでいつもドキッとさせられてしまうのだ。
ポワッと全開して可愛い黄色の葯が覗くようになるのも直ですね〜♪
1月に見た頑張り屋の花たち 2004
ノアサガオ

伊豆南部の海岸砂地ではこのノアサガオが1月初旬のこの時期さすがに葉色は冴えなくなりつつも
まだ花を付けていたのには恐れ入った(笑)
伊豆の海辺ではもう1つの野生種ハマヒルガオも遅くまで花姿を見る。
両者は葉の大きさ及び質感が全く異なるので区別はつきやすい。
ちなみにノアサガオの葉はハマヒルガオよりも倍程大きく綺麗なハート型をしている。
また質感はハマヒルガオの方が圧倒的に厚ぼったい。
1月に見た頑張り屋の花たち 
ツルソバ

今まで、数あるタデ科の中ではやや大味といった印象で素通りしてしまうことが多かった。
でも今回のように花の少ない季節にいい状態で咲いているものを見つめ直したら、
これも充分に可憐な花だなあと気づかされました♪
1月に見た頑張り屋の花たち 
ヤクシソウ

淡黄色のヤクシソウが咲いていた!
はっきりとした黄色の普通よく見るヤクシソウと混在していたこの花の色はちょうど
アキノノゲシの標準色とそっくりであった。


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