今年の3月下旬、ここ焼津市郊外は
もうソメイヨシノがほぼ満開でした!
本日は、まず前方に見えてきた
「高草山」へと向います。

駿河湾エリアのこうした低い里山は、
その大半が茶畑等に耕作されているので
たいていの場合頂上付近まで
車道が付けられています。

今回も主な目的が春の野山の花散策にある
ピカリ隊のジムリン(車です・笑)は、
そんな道を自転車並みの速度で
ゆっくりとアプローチしていきました。



2月初めから咲き続くヒメオドリコソウが、
後から追いついてきたショカッサイ(一般的には
ハナダイコン)をバックにいよいよ
旬の彩りとなっています。
ここ海抜0mに近い「人里の道端自然」から
探検気分で進むので長い旅路になりそうです〜(笑)



すでに山菜の「ふきのとう」のイメージはないけど、
一野草として気さくに花咲かせ伸び上がる
フキ(蕗)の自由な姿に和みます。
コバルトブルーのホシノヒトミ(一般的には
オオイヌノフグリ)たちも後方で
爽やかな色を放っていますね♪





日溜りのツクシん坊を眺めていたら・・・
アレレ!中に枯れ葉を突き抜けて
伸びてきたらしき1本を発見です(笑)
ちょっと愉快な現象だよ〜〜








麓から一番多く登場した
スミレは、やはりこの
タチツボスミレです。

各環境への適応範囲が
とても広い種類ですが、
そのぶん個々の変異も
多々あって人間並みに
顔付き体型様々で
あることを実感させられる
相手です。



例えば、同日に花色が白色に近くて
唇弁(一番下側の花びら)がやけに尖り、
葉脈に沿って赤黒い斑の入る
こうした個体も目にしました。
基本的にはこれもタチツボスミレと
思われますからポピュラーでも
見飽きない種類なんですよ!



だんだんクネクネ道となって、標高も徐々に上がります。
道端の藪にはもうヤマブキが咲いていました!
思わず花の向きに回り込んで撮りました〜(笑)




まだ徒長する前のカキドオシ
出会いました。
今春は見初めだったので、新鮮な気持ちで
ファインダーを覗きます^^


ちょっぴり山風景らしさが出てきた所で
元気に咲いていたトウカイタンポポです。

セイヨウタンポポのようにがくが反り返らない
昔からのタンポポですね♪












葉の形がタチツボスミレと明らかに
違うスミレがでてきました〜♪
これはアカネスミレだと思います。

ノジスミレやコスミレと迷うことも
しばしの種類です。
「側弁基部に密生の毛」と「ダイレクトに
内部が見えない閉じぎみの花弁構造」
からの独断ですが・・・

まだ小さい若葉を伴なった
キブシの花です。
ピカリ隊本拠地の伊豆にも多い
木ですが、ここ高草山でも
たくさん見かけました。
雌雄異株に分かれて咲くため、
よ〜く見ると花内部の構造が
雌雄で全く違います。
ちなみにこの画像の花は、さらに
マクロ寄りで観たら雄花の集まりで
雄株でしたね〜〜


大きく立派な花のクサイチゴ
なぜか花びらが落ち易く、
モデル選びには慎重を期します(笑)

この時も隣の花は5枚の内の
1枚が欠けていて、やむなく
この1輪だけの大写しと
なりました〜〜トホホ。。。



















ちょっと予感がはたらいて・・・
ここぞという箇所を探ると、
もうシュンランにも出会えました。
他の若草に紛れて咲く姿は、
少し慣れないと見落としやすいかも
しれません。「春蘭」という漢字表記
のイメージでそっと味わいたい
野生ランですね^^















たまたま?立ち上がった茎の先に
ポツンと花を付けていた
ミツバツチグリです。
花が全開して花弁の間に透き間が
できないこの位の時が初々しいね〜♪
花の中心が普通のタチツボスミレよりも
白く深く抜けて見えるのが特徴の
ニオイタチツボスミレもありました。
珍しさこそないものの、この高草山では
少なかったのでちょっぴり印象的でした。



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