しばし淡々と続いた登り道からフラットな
地形の明るいカラマツ林に出てきました。
ここが、標高1650mで一応三角点もある
「ホクギノ平」のようです。

そして間もなくこんな風にちょっと
滑り易そうな斜面をトラバースする箇所が
出て来ました。
場合によっては、ここを通らなくてもよい
安全な巻き道が有るのを帰りの時に
気づいたのですが・・・笑
一応慎重に歩かなきゃ〜〜!



今回、林床で咲く花の種類はさほど
多くなかったのですが、
それだけに、見掛けるとどんな花でも
嬉しくなりました。
開きかけのこの花はツルキンバイです。








標高1700m付近で見たこのスミレは
タチツボスミレと思われますが、
早春期の海岸近くの低地から5〜6月の
亜高山帯までと広い垂直分布を示す
そのオールマイティーぶりにはいつも
驚かされます。









3枚の写真をクリック!



ベニバナツクバネウツギ
ありました。これまでのところ
普通のツクバネウツギ(クリーム
色っぽい花色)に比べ出会う率は
低かったそうでピカリ☆が喜んで
いました〜〜〜。


先程の「ホクギノ平」からあまり
標高が変わらないままに
歩き易い登山路を進むと、
前方の林の向こうに雨乞岳の
山頂部分(伐採してある所)が見 てとれる地点に出ました。

これは少し望遠で引き寄せた
画像で、あそこまでまだ結構
ありそうな感じです〜〜。

どうやら標高1690mのこの地点は「ナガレコンバ」という
今回の登山ルート途中のワンピークのようです。

なんだかカタカナで意味不明のポイント名ですが、
休み処として多々使われている形跡が有って確かに
ホッと一息入れたくなる雰囲気の所でした。

ピカリ隊も早速ザックを下ろして
本日2度目の休憩をとりました。
え〜〜と、今この辺ね・・・

この周囲もカラマツが多かったので
とっても明るいムード♪
植林でしょうが、
松でも落葉性なので
季節変化が大いに楽しめます。
そしてこの辺りで今年初めて
ハルゼミの声を耳にしました!
あと、姿を見る事は今回出来ませ
んでしたが、カモシカの糞もよく見
かけてその個体数もかなりのもの
と感じられました。

20分近く休んだ後、今度は一旦やや下り傾斜となって
地図上で見る「黒沢の頭(1797m)」のすぐ南側の脇を
通っていくと、林の中に色鮮やかなミツバツツジ
見るようになりました。勿論もう少し低い標高からも
この木は有ったのですが、ほんの少し時期的に遅かった
ようで「状態のいい花はここから先だね!」
という感じでした。


2枚の写真をクリック!

またこの山域にはレンゲツツジ(左)も数的には少な
いながらも見掛けましたが、こちらの方はどれもまだ
こんな風に硬い蕾状態でした。
下からヤマツツジ、ミツバツツジ、レンゲツツジと
時期&標高によって順次花期の違いを実感する
今回の山歩きでした。


林床の半日陰の中でも、より暗がり
箇所ではマイヅルソウの葉がよく
目に付きました。
でも咲いている花が
まだ少なくて・・きっとレンゲツツツ
ジとシンクロするぐらいのタイミング

一斉に咲き始めるんだろうな〜。


やがて、左手に白くチラチラと噂の(ピカリ隊の中
だけの事だけど・笑)「水晶ナギ」が見える位置まで
やって来ました。
とはいっても・・実は、ここをピカリ♪は通って
いませんでした〜〜見覚えが全くないのです〜。
何故かというと・・花などの撮影で歩みの遅い
ピカリ☆にシビレを切らしたピカリ♪は
単独先行するうちにいつの間にやら
本コースから外れて、結果的にここや次の約束
の地である「水晶ナギへの分岐点」も通らず
独自ルート(^_^;)で直に山頂方向へと
失踪していたからですllllll(- _ -;)llllllガーン

とまあ、そんな事件(かなりのロスタイムとなっちゃった)
があった後、2人でこの水晶ナギへの分岐から
仕切り直しで〜〜す(;>_<;)ビェェン。

さて、この山行事前までに水晶ナギへの
入り口やそのルートが詳しく表記されている
地図を見つけられずにいた
不安は実際現地で見たこの標識でほぼ解消と
なりました!只ここには一般地図の「水晶ナギ」
ではなくて「水晶岩」と書かれていました。
とりあえず両者は同じものと判断して
そちらに進むことにしました。


わぁ〜〜きれい!
水晶ナギへのアプローチ道にも
咲いていた満開のミツバツツジに思わず
近寄って見入ってしまいます。



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