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10時 標高2021m
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ようやく標高2000mという1つの目安を超えたと
実感出来る「桧横手山」のピークまでやって来た。
とはいってもここはまだ完全に樹林帯の中で展望
もない為先を急ぐことにした。
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このポイントでのタイム確認・・・不味い!!原因は明白なのだが・・危険信号!
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桧横手山から先のいよいよシラビソ主体となる針葉樹林が今回
ピカリ☆が最も嬉々として花の撮影に夢中になったゾーンであ
る(笑)
まずは、一属一種で日本固有種のオサバグサ。
北八や北アそして東北の亜高山の森でも見られるが、この南ア
南部方面で花期に出会えたのは初めてだった。
葉だけの時期だとまるでシダ類?と思ってしまいそうな細かい
切れ込みの葉が非常にユニークだ。
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ラン科のイチヨウラン。
北アの森でも出会うが一見、春先の低山で見るシュンランを彷
彿させる顔立ちの花だが、草丈はもっと小さくて葉はその名の
通りで根際に1枚しか付かないのが特徴。
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純白のヤマイワカガミにも出会った。
南アでは以前、夜叉神峠から観音岳へ向かう森の中でこの白
いイワカガミの大きな群生を見た事があったが、この種類は他
に賑やかな紅色系の花の仲間があるからこその清楚な味わい
を覚える。
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暗い森の中でひっそり咲く風情になんとも心を打
たれる。
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そうかと思えば・・シラビソ林をバックにあちこちか
らピョコピョコ出ているキノコ達の弾むようなリズム
感が厳しい連続急登の疲れをしばし忘れさせてく
れる。
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可憐なコミヤマカタバミの群生も嬉しいお出迎えを
してくれてた♪
同じ花でもこんな風に自らの足ではるばる歩いて
きた場合は格別の気持ちで花と向き合える。
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コイワカガミの方にも今回ジャストな花期に出会え
たようだ。
イキイキ咲いてる姿を見ることができてハッピーな
気分で歩ける〜♪
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それにしても、いつまで続くのこの樹林帯??
って感じでシダ類や花期前のカニコウモリの葉が
林床を覆う登山路を進む。
よく見ると、ゴゼンタチバナやハリブキなどはこれ
から花の準備にかかる支度中といった感じだっ
た。
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群生せずにたまたまポツンと一輪で咲いていたツ
マトリソウに思わず目がとまった。
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目立たないながらも一度見るとその繊細かつ端
正な花の魅力に引き付けられ忘れられなくなるク
ルマバツクバネソウも上に行くほど完全体の花姿
が残っていた。
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最初のお約束は一体どうなってしまったのだろう??先へ進まないといけないのにね(^_^;)赤信号!
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しかし、いい加減ウンザリしてきた急登もようやく
抜けられそうな気配がしてきた!
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ちょっと明るい草地ではこの時期シロバナヘビイ
チゴが大勢を占めていた。黄色の花の低地のヘ
ビイチゴと違ってこちらは実も美味しく生食できる
品種だ。
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こうした明るさが出てきた所ではコイワカガミが印
象がガラッと変わって今度はとても陽気な花に見
えてきた〜♪
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確かにこの区間は雰囲気も好きな感じだし・・気持ちは分かるんだけど・・ピカリ♪困る。。赤信号点滅!
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