そのうちピカリ☆がしばし消えちゃった
と思ったら、ナント!危い谷の崖上まで登って
数輪のカタクリを見て回ったということでした。

ピカリ♪もあとからその場所まで入ったのですが、
途中の岩が崩れ易く本当に
危険な場所だったよ〜〜^^;

でも、まずは人目に触れることのない箇所で
ひっそり咲く完全自生の
自由な姿に尊さを覚えます。

お天気が良かったので、
しっかり反り返って咲いてるね〜♪

それからまた林道に戻って、
少し走ると左手にこの案内板がありました。
「三方分山」経由で精進湖に出られる
登山ルートの案内です。
表側の精進湖から登る三方分山の
メインルートはかつてのピカリ隊山レポに
ありますが、裏側のこちらから入ると
その途中にはまだ訪れていない
ブナの大木やミズナラの純木があることも
示されていて、ちょっと寄り道しようかな〜
とも思いましたが、今日は他に探索予定の
所があるので「覚えておこう!」
ということだけで通過です。

やがて左手の山深〜い景色の急斜面に
しがみつくように建っている数棟の民家が現われます。
ここが下部町の八坂(はっさか)地区なのでしょう。

そして、その手前の林道沿いカーブの
右手斜面にも1軒の古い民家があるのですが、
今回の予定は以前からピカリ☆が
「この民家のすぐ裏手から入る登山路を
歩いてみたかった!」とこれまでの周辺リサーチ
から切望するようになったいわゆる「蛾ヶ岳」への
裏ルート的な部分の未知の区間への興味で、
それを是非ピカリ隊としてレポしてみよう!
というもう何だか全くヘンな好奇心だけで
こんな所にやって来たというわけなのです(笑)
それで、この画像はもうその民家の裏手に
上った所から撮ったものです。
標高は約980mくらいの所です。
現在、普段は住まわれていない民家のようですが、
たぶん家主は時々この古巣に帰って
山仕事などを行う二重生活を送っている
感じのする佇まいです。そうそう、この民家の
前面にはナンバープレートを外したひと昔前の
四角っぽいデリカワゴンが物置小屋がわりに
鎮座しているのが分かり易い目印ですよん♪

こうして林道道脇の斜面から登っていく
かたちになります。
ちなみに林道のスタート地点をあの朝に渡った
「永泰橋」の所と考えたら、そこから
あよそ9kmくらいの地点になります。

ピカリ♪のあとから花を撮り歩いてくる
ピカリ☆ですが・・・
日当りの良い登山路では、
また出てきたアカネスミレです。
じめじめした箇所では
ほとんど見かけず、水はけのよい
乾燥質な所を好むようです。
特にこの個体はテンコ盛りに
花を付けているとても勢いのある
株でした^^

ここでは今日はじめてのゲンジスミレにも
出会いました!
登山者の多い「三ッ峠」や「御坂黒岳」あたりでの
報告例はけっこうありますが、実際のところ
個体数があまり多くないこのスミレが
この辺りでも確認できて、新たな分布イメージが
広がりました。

ちょっとピンシャンの花が見つからなかった(笑)
センボンヤリです。
こうした春の花とは別の秋にできる閉鎖花
(自家受粉してしまうための花弁のない花)の
姿の方を千本槍に見立てた
ネーミングなんですよね^^

明るい林床では
アケボノスミレも出はじめましたよ♪
このスミレも葉がほとんど展開しない
うちから花を咲かせる種類です。
ふつう淡いピンク色の花弁は、
先に見たヒナスミレよりもかなり
厚ぼったい丈夫そうな
質感をしています。



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