さらに進むと・・・
辺りはにわかに幹の根元がみんな
斜面の下側に湾曲しているダケカンバが
多くなってきました。
それだけこの辺りは八ヶ岳でも真冬の積雪が
多い箇所なのでしょう。


しばらく視界が効かない登山路でしたが、
向かって右手前方の樹間に硫黄岳方面
らしき稜線が見え始めました!


こうして時々周囲はガスってくるけど上空には
明るさがあります。
このダケカンバの曲り方も見覚えがあるよ〜ん♪

それからこの辺りではピカリ☆がミネザクラの
咲くのを見た記憶があって捜したけど、今年はまだ
蕾状態だったとのことです。

残雪箇所が多くなってきました。
右側が深く落ち込む急斜面もすでにかなり
歩かれ踏み硬められてるので
問題なく通過してゆけます。






先行しているピカリ♪が見つけて撮って「コレはな〜〜に?」と
ピカリ☆に聞いたらショウジョウバカマの蕾さんとのことでした。
こうした開花初期にはまず太い雌しべが先にピコッと飛び出して
他の個体から受粉して、それから開花後にようやく雄しべの
活動期がきて今度は他の個体に受粉させるという時間差で
うまい具合に自家受粉を防ぐシステムになっているようです。
「花とはいっても賢いやっちゃな〜〜!」
『横岳まであと30分』のプレートが
割れ落ちていました。
冬の雪の圧力で破壊されたのかもですね〜
とにかくもうあとちょっとでこの登りから開放されると
いうことでいよいよ別天地への入口だ〜〜!って
気分になってきました。



そしてダケカンバ林を抜けたな〜と
思ったら、もう視界はいきなり開けてしまって
ヤッター♪とか言いながらハイマツ帯を
グイグイもぐるように進めです〜
(* ̄0 ̄)/ オゥッ!! 


「咲いてるよ〜〜!」と
ピカリ♪が指差してたのは・・・


ハイマツの間に埋もれて咲く
キバナシャクナゲです。
遂に高山帯に到達したという
実感がひしひしと
湧いてきました〜♪

ここ八ヶ岳ではもう1種の
ハクサンシャクナゲよりも
早めに開花する日本で最も
高地に適応した淡い黄色の
シャクナゲです。


「着きました〜〜♪」
こうしてお天気さえ良ければ
稜線に詰め上がるって、何度やっても
気持ちがいいよね〜♪
突き当たった主尾根丁字路
(三叉峰わき分岐点)に出たところから
手を振るピカリ♪です。


下から十字架みたいに見えてた指導標です。
古くて文字がかなりハゲかかっているけど、
左「赤岳・権現岳・阿弥陀岳」方面、
右「硫黄岳・夏沢峠」方面、そして手前が
今回通ってきた「杣添尾根」方面下山口と
案内している標柱です。


たぶん登山者の誰もがそうなのではと思うけど・・

稜線に出たらそれまで登ってきた斜面と反対側の
景色がすぐに見たくなりますよね!♪

ピカリ隊もドレドレ〜と早速進み出て、それまでと
反対側の西側を覗きにいきました〜(笑)

左手に東斜面から湧き上がるガスに巻かれるように
主峰「赤岳」が見えて、そこから真ん中に「中岳」を
はさんで「阿弥陀岳」までの間をすごく切り立った
細尾根がつながっていてなかなか大迫力の
山岳景観にカンゲキカンゲキです〜〜♪

この日、奥の方の南アルプスまでは見えなくても
この激動する雲の演出は見応えがありましたよ〜。


さ〜〜て、このあとピカリ隊は
テンデバラバラに散らばって
(とはいっても2人ですけど・笑)
ピカリ☆は高山種の花撮影に
そしてピカリ♪は当初のタイトル通り
すぐ先の「横岳山頂」まで北進して、さらに
時間があったらもっとその先の岩場を
下って去年も行った「硫黄岳山荘」の方まで
遊びに出掛けるということにしました。

この画像は、横岳山頂から花を撮っている
ピカリ☆に手を振ってる豆粒ピカリ♪だけど
見えるかな〜〜?

まぁそんなわけで、この時間帯に手分けして
2人で撮ったツクモちゃんなどの画像は
別ページで是非ご覧下さいね♪


ツクモグサスペシャルセレクション・・・クリック!

稜線で見たその他の花も掲載しています。あわせてご覧になって下さいねo(^-^)o


この稜線ではほぼケータイが
通じたため、途中時々連絡を
取り合いながら2人共最後は
また横岳山頂に集合する
ことにしました。

これはピカリ☆が先に着いてた
ところをピカリ♪がすぐ北側の
岩場下から見上げて撮ったのだ〜

これもピカリ♪がちょっと出張して
撮ってきた「硫黄岳のなだらかな稜線と
硫黄岳山荘」の画像です。

去年SAKURAさんとmotoさんも
ご一緒で来た時は大荒れの天候で
全く見えなかった景色が
こんな風だったとやっと知ることが
出来てスッキリです〜〜(笑)

通称「カニの横ばい」を
往復し終えてその岩場を
振り返って眺め入るピカリ♪です。
ザックは横岳山頂にデポして
遊んでいました。

東斜面からはまた
ガスが上がってきましたね!


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